売買契約

不動産売買契約、ここに注意! 〜ちょっとゆるめの解説〜

 

不動産の売買契約と聞くと、「分厚い契約書にハンコを押すだけ」というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。 でも実際には、契約の場でどれだけ理解しているか が、その後の安心感を大きく左右します。 今日は、売買契約のときに気をつけたいポイントを、ちょっと肩の力を抜いてご紹介します。

 

ポイント1:契約書は“読むだけ”じゃなく“質問する” 契約書には専門用語がずらっと並びます。 「難しいからスルー」したくなる気持ち、よくわかります…。 でも、もしわからないことがあったら、その場で遠慮なく聞いてOK。 たとえば、 手付金ってどういう意味? 引渡しの日がもし延びたらどうなる? 修繕の約束ってどこまで含まれる? などなど。小さな疑問が後から大きなトラブルに育つこともあるので、「ちょっと聞いてみようかな」精神が大切です。

 

ポイント2:お金の流れは“図”でイメージ 契約時に「手付金」、引渡しで「残代金」、さらに「固定資産税の清算」…。 お金の動きは複雑ですが、ざっくりフローにするとイメージしやすくなります。 契約時 → 手付金を受け取る(または払う) 引渡し時 → 残代金のやりとり & 登記 その他 → 固定資産税や管理費の精算 この流れを理解しておくだけで、当日の安心感がぐっと増します。

 

ポイント3:特約は“売主・買主の約束事メモ” 契約書の最後に「特約事項」という欄があります。 ここには、売主と買主が合意した“追加ルール”が書かれるんですね。 例) 家具や家電をそのまま残す 雨漏りがあった場合は売主が対応する 引渡し日を1週間延ばす可能性がある など。この欄は「お互いの小さな合意メモ」だと思って、しっかり確認しておきましょう。

 

まとめ 不動産の売買契約は、一生に何度も経験することではありません。 だからこそ、「全部理解する」よりも「大事なところはちゃんと聞く」姿勢が大切です。 契約書は厚くても、要点はシンプル。

わからないことは聞く

お金の流れをイメージする

特約をしっかり確認する

この3つを意識すれば、契約の場もぐっと安心して迎えられるはずです。

2025年08月31日