斜線制限

斜線制限とは?

ざっくり言うと、 「建物の高さや形をナナメに削って、日当たりや街の環境を守るルール」 です。 建築基準法で定められていて、 「高さは○mまで!」とシンプルに決めるのではなく、 “ある線を境にして建物を斜めにカット” するように規制します。

 

斜線制限の種類 大きく3つあります👇

道路斜線制限 道路の向かい側に太陽が届かなくなるのを防ぐため 道路の反対側から一定の角度で線を引き、その線より高く建てられない

隣地斜線制限 お隣の敷地の日当たりや圧迫感を守るため 境界から一定の角度で線を引き、その範囲に収める

北側斜線制限 主に住居系の用途地域で適用 北側のおうちに日が当たるようにするため 敷地の北側境界から一定の角度でカット

 

イメージ 「建物を四角の箱で建てたいけど、斜線制限で上をナナメに削らないといけない」 👉 だから屋根が台形っぽくなったり、上階がセットバックしたデザインになることが多いです。

 

実務でのポイント 設計の自由度に直結する 高さギリギリを狙うときは斜線制限がネックになる 高層建築や集合住宅では特に影響大 建築確認申請のときに必ずチェックされる

 

ポイントまとめ 斜線制限=建物の高さを「ナナメの線」で規制するルール 種類:道路斜線・隣地斜線・北側斜線 日照・通風・街の環境を守るための仕組み

 

ゆるいまとめ 斜線制限は、 「建物のカタチをナナメに削って、みんなでおひさまを分け合おう」 というルール。 設計士泣かせですが、住環境を守るために欠かせない仕組みなんです。

2025年11月04日