耐火建築物とは？

ざっくり言うと、 「火事が起きても簡単には燃えないように設計された建物」 のことです。 建築基準法で定められている分類 主に都市部や防火地域で義務付けられることが多い

 

主な特徴 主要構造部が耐火材料で作られている 鉄筋コンクリート、鉄骨、れんがなど 火災時の耐火性能が法で定められている 例：柱・梁・床・壁が一定時間（30分・60分・120分など）燃えずに耐える

 

防火地域での建築義務 火災拡大防止のため、都市計画で指定された地域では耐火建築物が必須 耐火建築物と準耐火建築物の違い 項目 耐火建築物 準耐火建築物 材料 完全耐火材料 一部耐火材料で可 耐火時間 長時間（1〜2時間） 短め（30〜60分） 建築制限 防火地域で義務 防火地域で選択可

 

実務でのポイント 火災保険の評価が変わる 耐火建築物は保険料が安くなることが多い 再建築や増改築時の制限 防火地域では耐火建築物でないと建てられない場合がある 不動産価値にも影響 安全性が高く、都市部では人気のポイント

 

ゆるいまとめ 耐火建築物は、 「火に強い安全設計の家やビル」。 都市部で火事が起きても延焼を防ぐための重要な仕組みです。 見た目は普通のビルやマンションでも、構造の中で火に強い工夫がされている 防火地域では建築の必須条件