💥 業者選びを誤ったときの典型的リスク
① 「囲い込み」による売却機会の損失 自社で買主を見つけて両手仲介(売主・買主双方から仲介手数料)を得ようとする業者が 他社からの問い合わせを意図的に遮断する(囲い込み)ことがある 結果:本来の買主候補に情報が届かず、売却が遅れる or 安くなる
🔎 特徴 内見希望の連絡が極端に少ない 他社ポータル掲載を嫌がる 買主紹介が自社顧客ばかりに偏っている
② 広告・販売活動が不十分 表面的には「任せてください」と言うが、実際は写真や間取りが雑・広告数が少ない・反響対応が遅い 結果:売れ残り→値下げを余儀なくされる
③ 担当者の経験・知識不足 不動産取引は法律・税・権利関係など専門知識が多く、経験不足だと 重要事項説明書の不備 告知義務違反の見落とし 契約スケジュール管理の失敗 → トラブルや契約解除、損害賠償請求につながる
④ 売主に不利な誘導 「すぐ売れるから」と相場より安い価格を提示 自社買主に売って短期で手数料確保を優先 売主にとっては本来より低い価格で売却してしまうリスク
⑤ 情報提供・報告が不透明 販売活動の状況をほとんど報告しない・問い合わせ件数も開示しない 何が起きているのか売主が把握できず、戦略的判断ができない
✅ 信頼できる仲介業者を見抜くチェックポイント
複数社から査定を取り、提案内容を比較 単なる金額だけでなく「販売戦略」や「想定販売期間」を確認
囲い込み防止策を説明してもらう レインズ登録・他社紹介対応を明言しているか 過去の成約事例や実績を具体的に聞く
担当者の対応力を見る 質問に対して論理的・迅速・誠実か 販売活動報告の頻度・内容を確認 反響件数や内見結果を定期的に報告してくれるか
ワンポイント 高値査定をする会社=良い会社とは限らない → 「売主に本音を伝えられる会社」こそが信頼できる
信頼できる担当者=信頼できる会社ではないことに注意、担当者は会社の方針に逆らうことが出来ないことも想定し、担当者と会社の両側面で見極める必要があります。