💸お金がないならモノで払おう?──代物弁済という選択肢 世の中、お金で解決することは多いけれど、いつもお財布にお金が入っているとは限らないもの。 「今月ちょっとピンチ…でも約束したお金を払わなきゃ…!」 そんなときに、ちょっとユニークな方法があるんです。 それが 代物弁済(だいぶつべんさい)。
🍰ケーキで借金を返す? たとえば、友達に1万円を借りていて返す約束の日。 でも財布には数百円しかない…。 そんなとき、家にあった高級チーズケーキ(定価1万円)を手に取り、 「これ、美味しいからこれで返済ってダメかな…?」と差し出す。 相手が「いいよ」と言ってくれたら、 その瞬間に借金はチャラになる。 ――これが代物弁済。 もちろん、ケーキが冷凍焼けしていたら怒られます。 (法律的にも「欠陥があれば責任を負う」って決まりがあるんです。)
💡ポイントは「相手の同意」 代物弁済は、「こっちが勝手に物を押しつける」だけでは成立しません。 「物で返す」という合意があって初めて成り立ちます。 つまり、チーズケーキを無言で置いて帰るのはただの置き土産。 返済にはなりません。
🛍お金じゃなくても価値はある 代物弁済って、どこか物々交換に似ています。 お金が足りないときでも、「別の価値あるもの」で信頼を果たせる。 そんな柔らかい考え方が、昔から民法の中に組み込まれているんです。 ちょっとレトロで、ちょっと人情味のある制度ですよね🍀








