免許制度

不動産会社の「宅建業免許」ってなに?

〜ちゃんと免許持ってますか?の大事なチェックポイント〜

不動産会社のホームページや名刺を見ると、必ず書いてあるのが 「宅地建物取引業者免許」 の番号。 実はこれ、ただの飾りじゃなくて、私たち消費者を守るための仕組みなんです。 宅建業免許の役割 不動産取引は高額で、トラブルになったら被害も大きい。 だから「誰でも自由に営業していいよ」とはならず、 国土交通大臣や都道府県知事の免許を受けた業者しか営業できない ルールになっています。 つまり免許は「この会社は国のチェックを受けて、不動産業をやる資格がありますよ」という証明書なんですね。

 

注意点 ここでちょっと注意したいのが、免許番号の見方。 たとえば「○○県知事(3)第12345号」なんて書いてありますよね。 この(3)は、免許の更新回数を表しています。 免許は5年ごとに更新が必要なので、(3)なら「過去に2回更新して、3期目」ということ。

数字が大きい:それだけ長く営業している実績がある

数字が小さい:新しい会社の可能性が高い という目安になります。

もちろん「新しい会社=ダメ」ではありませんが、判断材料のひとつにはなりますね。

 

説明のポイント

不動産会社を利用するときに押さえておきたいのは: 免許を持っていない会社は営業できない(持ってなければそもそも違法!) 免許番号の更新回数で、会社の歴史や信頼度をざっくりチェックできる 国土交通大臣免許か、都道府県知事免許かで、営業エリアの広さもわかる こうしたポイントを知っておくだけでも、「この会社大丈夫かな?」を見分けやすくなります。

 

一般消費者への影響

売主さんにとって:免許を持つ=一定の信頼性があるので、安心して媒介契約を結びやすい

買主さんにとって:免許がある業者なら、重要事項説明をきちんと宅建士がしてくれるルールになっている

つまり免許制度は、私たちが安心して数千万円規模の取引を任せられるための「最低限の安全装置」なんです。

 

まとめ

宅建業免許は、不動産会社の「身分証明書」のようなもの。 名刺やホームページで番号をチェックしてみると、 「この会社は新しいんだな」とか「長くやってて安心感あるな」といった発見があります。 不動産会社選びに迷ったときは、ぜひ免許番号にも目を向けてみてくださいね。

2025年08月30日