購入方法

不動産を購入するときに気を付けるべきポイントは、大きく分けると「物件のこと」「お金のこと」「契約のこと」の3つに整理できます。

 

1. 物件に関するポイント 立地・周辺環境 駅やバス停までの距離、スーパー・病院・学校など生活施設の近さ 将来的な街の開発計画や用途地域の変更予定 日当たり・騒音・隣地との距離や景観 建物の状態 新築か中古か、中古なら築年数と修繕履歴 耐震基準(1981年6月以降の新耐震基準かどうか) 雨漏り・シロアリ・配管や屋根の劣化など 管理体制(マンションの場合) 管理費・修繕積立金の額と滞納状況 管理組合の活動状況・長期修繕計画

 

2. お金に関するポイント 購入価格と相場 周辺の成約事例と比較して価格が妥当か 諸費用 仲介手数料・登記費用・税金(不動産取得税、固定資産税)・ローン手数料 ローン計画 無理のない返済計画(返済比率は年収の25〜30%以内が目安) 固定金利か変動金利か、借り換え可能性 維持費 固定資産税、火災保険・地震保険、マンションなら管理費・修繕積立金

 

3. 契約に関するポイント 重要事項説明書の内容確認 境界確定の有無、私道負担、都市計画、法令制限 瑕疵担保責任(契約不適合責任)の期間と範囲 引渡し条件 現況渡しかリフォーム後渡しか 付帯設備表でエアコン・照明・家具などの有無を確認 手付金や違約金の条件 契約解除の条件や期限を明確に 💡 ワンポイントアドバイス 購入前には現地を昼と夜、平日と休日で見に行くと、普段の雰囲気や生活音の実態がわかりやすいです。 また、不安な項目は必ず「書面で」不動産会社や売主に確認しましょう。口頭確認は後々トラブルになりやすいです。

 

物件を見るポイント

1. 外まわり(建物・敷地) 外壁や屋根の状態 ひび割れ、剥がれ、サビ、水染みがないか 基礎部分 亀裂や傾きがないか 敷地の排水状況 雨の日に水が溜まりやすい場所がないか 境界の明示 境界杭や塀が正しく設置されているか 駐車スペース 車の出し入れがしやすいか、サイズは合うか

 

2. 室内 日当たりと風通し 実際に昼間の光の入り方、窓の開閉のしやすさ 天井・壁・床の状態 シミ、カビ、ひび、傾き、床鳴り 水まわり 水圧・水漏れ・排水口の臭い、給湯器の年式 収納スペース 奥行きや高さ、使い勝手 コンセントや配線 数や位置が生活動線に合っているか 騒音 外からの音、上下階や隣室の生活音

 

3. 周辺環境 生活施設の距離 スーパー・病院・学校・駅などへの徒歩時間 交通量や騒音 大通り・線路・工場・繁華街からの距離 治安や雰囲気 夜間の人通り、街灯の有無 将来の変化 再開発や道路拡張計画の有無 災害リスク 洪水・土砂災害・液状化などのハザードマップ確認 �

 

内見のコツ

晴れた日と雨の日、平日と休日で見に行くと違いが分かる

スマホで写真や動画を撮って後で比較

気になる点は必ず営業担当に「書面で確認」してもらう

 

2025年08月14日