査定って「とりあえず一社に聞いてみよう」から始まる人が多いですが、実はその順番ややり方でだいぶ結果が変わってきます。
売主さんの立場で、不動産査定、どの手順で頼むのがいいの? 家や土地を売ろうと思ったとき、まず浮かぶのは「いくらで売れるんだろう?」という素朴な疑問。 そこで登場するのが「査定」ですが、この依頼の仕方ひとつで後の売却スピードや満足度が変わってくるんです。
① まずは“ざっくり相場感”をつかむ ネットの一括査定サイトや不動産ポータルで調べてみると、相場の幅がなんとなく見えてきます。 この段階はあくまで地図を広げる作業。まだ目的地は決めないでOKです。
② 信頼できそうな数社に「机上査定」を依頼 ここでいきなり訪問査定をお願いしてしまうと、業者の熱量もグイッと上がってしまい、「断りにくい空気」になることも。 なので、まずは机上査定で価格帯の感覚をつかみます。 このときのポイントは 査定額の高さよりも説明のわかりやすさ。
③ 本命候補に「訪問査定」をお願いする 机上での印象がよかった2〜3社に、実際に来てもらいます。 現地を見たうえでどう評価するか、そして「売り出し戦略」をどう提案してくれるか。 ここでの会話に、その業者の実力や誠実さが出ます。
④ 査定額より「根拠」と「相性」で選ぶ 査定額はあくまでスタート地点。 むしろ大事なのは「なぜその金額なのか」をきちんと説明してくれるか、そして「この人と一緒に売却活動を進めたいか」。
売主にとっては半年〜1年のお付き合いになる可能性もあるので、最後はやっぱり人間関係です。
まとめ 不動産の査定は、 相場を知る → 複数業者に軽く聞く → 本命に深く依頼する、この順番がベスト。 「高く言ってくれたところに即決!」は失敗のもとです。 ちょっと時間はかかりますが、売主さんにとっては数百万単位で結果が変わるかもしれない大事なステップ。 焦らず、比べながら、自分に合うパートナーを見つけていきましょう。