景表法ってなに? 「今だけ!半額!」 「駅徒歩5分(実は信号待ちで10分…)」 「モデルルーム仕様で豪華!」 こういう広告にちょっと“誇張”が入っていること、ありますよね。 そこで登場するのが 景品表示法(景表法)。 簡単に言えば、消費者をだますような広告や、過大すぎる景品を禁止するルールです。
ざっくり2本柱
優良誤認表示の禁止 「実際よりも良いものに見せかけちゃダメ」 例:築30年なのに「築浅同様!」とか、駅徒歩15分を「徒歩5分」と書くなど。
有利誤認表示の禁止 「価格や条件が本当よりお得に見えるようにしちゃダメ」 例:「先着10名限定!」と書きながら、実は何人でもOK。
景品の規制もある 不動産の世界では少ないですが、 「モデルルームに来場したら豪華家電プレゼント!」みたいな過大な景品も規制の対象です。 あまりに大盤振る舞いすると、健全な競争が崩れちゃうからですね。
不動産広告と景表法 特に注意が必要なのは「チラシ・ネット広告」。 「日当たり良好!」とか「人気エリア!」のような曖昧な表現はトラブルの元。 根拠のないキャッチコピーは、景表法違反とみなされることもあります。
消費者目線だと? 景表法のおかげで、過剰なキャッチに振り回されにくくなっています。 でも、「広告はあくまで入り口」と心得て、現地を確認したり担当者に質問するのが安心です。
業者目線だと? ちょっと怖いのは、違反すると 課徴金制度 があること。 「売上の3%を納付してください」となるケースも…。 なので、不動産業者は広告表現にすごく敏感なんです。
まとめ 景表法は「広告を信じて損しない社会」を守るための法律。 消費者にとっては安心のルール、業者にとっては“誇張しすぎない”ためのブレーキ。 キャッチコピーは魅力的でも、「ほんとかな?」と疑う目を持つのが一番の自衛策です。