資金計画ってなんだろう? マイホーム探しをするときに、まず大事なのが「資金計画」。 簡単に言えば「どのくらいなら安心して払えるか」を、自分の生活に合わせて設計することです。 広告を見て「月々◯万円で夢のマイホーム!」なんて書いてあると心が躍りますが、 実はそこに登場しない“別の費用”や“将来の出費”があるんですよね。
ポイントはこの3つ 総予算を知る
物件価格だけじゃなく、諸費用(仲介手数料・登記費用・税金など)も足して考える。 → だいたい「物件価格の6〜10%」は諸費用として見ておきたいところ。
月々の支払いを生活に合わせる 「借りられる額」より「返していける額」で考える。 → 住宅ローンは35年も続くことが多いので、ちょっと控えめに組んだほうが安心です。
将来のライフプランを見込む 子どもの教育費や老後の資金、車の買い替えなど。 → 今は余裕があっても、未来の出費が重なると負担が大きくなることも。
注意点 「金利はずっと低いまま」という前提は危険 「ボーナス払いあり」にすると将来のリスクが増える 「頭金ゼロ」で買えるけど、ローン総額は大きくなる 広告や営業トークは甘く響くけれど、「自分の財布基準」で冷静に考えるのが鉄則です。
進める手順(ざっくり版)
自分の家計をざっくり棚卸し → 貯金、毎月の支出、将来のイベントをチェック。
借入可能額を金融機関で試算 → 「いくら借りられるか」より「どのくらいなら無理なく返せるか」を意識。
総予算を決める → 物件+諸費用+将来の余裕資金までセットで。
いくつかの物件を見て調整 → 「夢」と「現実」のバランスを整える。
最終的なローンプランを決定 → 固定?変動?返済期間?ここはしっかり比較検討。
まとめ 資金計画は「買うための数字合わせ」ではなく、 「安心して暮らすための安全装置」。 ワクワクしながら物件を見る前に、ちょっと冷静に数字と向き合う。 それが、あとあと「買ってよかった!」と思える一番の秘訣です。