「建物現況調査」ってなに?
中古住宅を売るときに登場するのが 建物現況調査。 これは、建築士などの専門家が家の状態をチェックして「この建物、今こんなコンディションです」と報告してくれる仕組みです。 イメージとしては―― 👉 不動産版の「健康診断」や「人間ドック」みたいなもの。
どんなことを調べるの? 建物現況調査では、目で見て分かる範囲を中心に確認します。 雨漏りの跡がないか シロアリの被害が見られないか 外壁や基礎にひび割れがないか 給排水設備の不具合はないか などなど。 解体したり壊したりして調べるわけではなく、あくまで「現時点で目に見える範囲」の診断です。
なぜやるの? 買主の安心材料 「専門家がチェック済み」と分かれば、購入の不安がぐっと減ります。
売主のリスク軽減 後から「雨漏りしてるじゃないか!」と責められるのを防ぎやすい。
契約トラブルの回避 現況を事前に明示しておけば、「知らなかった・聞いてない」の争いになりにくい。
費用とタイミング 費用はだいたい 5万円〜7万円前後 が目安(地域や建物の規模によって変動)。 売却を始める前や、媒介契約を結ぶ段階で依頼しておくとスムーズです。
売主・買主のポイント
売主 状態を隠さずオープンにすることで信頼度アップ。 トラブル回避の“お守り代わり”になる。
買主 調査結果を参考に修繕費を見込める。 将来のリフォーム計画を立てやすい。
まとめ 建物現況調査は、
✅ 中古住宅の「今の健康状態」をチェックする診断
✅ 売主にとってはトラブル回避の保険
✅ 買主にとっては安心の材料 取引をスムーズに進めるための「安心バトン」みたいな存在です。