開発許可

開発許可とは?

ざっくり言うと、 「土地を大規模に利用する前に、行政のOKをもらう制度」 のこと。 たとえば、 田んぼや山林を切り拓いて住宅地にしたい 大きなマンションやショッピングモールを建てたい こうした“土地利用の転換”をするときに必要になるのが開発許可です。

 

👉 根拠は 都市計画法。 どんなときに必要? 一般的には 1,000㎡(約300坪)以上の開発行為 が対象(都市計画区域内の場合) ただし、区域や自治体によって基準は異なります。 小規模でも規制区域や市街化調整区域では許可が必要になるケースも。

 

開発許可の目的 無秩序な開発を防ぐ → インフラ(道路・上下水道など)が整わないまま住宅地ができるのを防止 住みよいまちづくり → 公園や道路など公共施設もセットで整備されます 環境や景観への配慮 → 山を削りすぎたり、洪水リスクのある場所への乱開発を抑える

 

よくある注意点 許可を受けずに造成工事をすると 違法開発 になり、是正命令や罰則がある 許可が下りるまでに 時間とコスト がかかる(設計・申請書類・審査など) 許可後も、工事完了時に 検査済証 をもらわないと建物の確認申請が通らない

 

まとめ 開発許可=土地利用の“事前審査”のようなもの 「ただの畑を宅地に変える」だけでも要注意 不動産取引では、売買前に「開発許可が必要な土地か」を確認することが大切 つまり開発許可は、 「まちの安全弁」+「住みよさを守る仕組み」。 売る人も買う人も、これを理解しておくと安心ですね。

2025年10月01日