課税標準

課税標準とは?

ざっくり言うと、 「税金を計算するためのもとになる金額」 のことです。 👉 そのまま売上や所得に税率をかけるのではなく、必要な控除や調整をしたあとに残る金額を課税標準として税率をかけます。

 

具体例でイメージ

① 所得税の場合 課税標準 = 所得金額 - 各種所得控除 所得控除(基礎控除・扶養控除・医療費控除など)を引いたあとの金額が課税標準。 この課税標準に税率をかけて税額が決まります。

② 固定資産税の場合 課税標準 = 固定資産課税台帳に登録された評価額 ただし新築住宅などは軽減措置で課税標準が一定割合に減額されることも。

③ 不動産譲渡所得税の場合 課税標準 = 課税譲渡所得金額 売却益を計算して控除を引いた残りが課税標準になります。

 

ポイント 課税標準は「そのままの収入」じゃない → 必要経費や控除を引いたあと。 税目ごとに課税標準のルールが違う → 所得税・住民税・固定資産税・相続税などで計算式はそれぞれ。 税額計算のステップ 収入を出す 経費・控除を引く 残りが課税標準 課税標準 × 税率 = 税額

 

まとめ 課税標準=「税率をかけるための土台になる金額」 所得税なら控除後の所得、固定資産税なら評価額がベース この金額に税率をかけて最終的な税額が決まる つまり課税標準は、 「税金計算のスタートライン」 です。 収入そのままではなく、ルールに従って整理した「調整後の金額」なんですね。

2025年10月28日