原始取得とは?
ざっくり言うと、 「誰からも譲り受けず、自分で新たに権利を取得すること」 をいいます。 民法上の権利取得の方法のひとつ 「譲渡による取得(他人からもらう)」と対比される
イメージで理解
例1:無主の土地に家を建てた → 原始取得
例2:海岸で漂流物を見つけた → 原始取得(一定の条件で所有権が認められることも)
例3:マンションの区分所有権を新築購入 → 新たに権利を取得 → 原始取得
代表的なケース 占有による取得 無主物(誰のものでもない物)を占有して所有権取得 創作や加工による取得 物を作ったり加工して新しいものを作った場合 登記による取得 新築建物の所有権登記
実務でのポイント 権利関係の確認 原始取得の場合は、前所有者の権利が関わらないため、所有権はクリーン 登記と連動 不動産の場合は原始取得でも登記して初めて対抗力を持つ 譲渡取得との違い 譲渡取得:誰かから権利をもらう 原始取得:自分で新たに作る・取得する
ポイントまとめ 原始取得=「誰からももらわず、自分で新しく権利を取得」 占有・創作・新築などが典型 登記によって第三者に対抗可能
ゆるいまとめ 原始取得は、 「ゼロから自分の権利を作る」 感覚。 不動産や物の所有では、譲渡とは違い、前所有者の承諾がなくても権利が生まれる点が特徴です。








