ぱん茶器


パンダ茶器がやってきた  


待ちに待った器が、ようやく完成した。お願いしてから一年。プロの陶芸家「今宵堂」さんに特注で作っていただいたのは、愛らしいパンダがちょこんと顔をのぞかせる茶器だ。  

 

手に取ると、ほっとするような丸みと、やさしい白磁の光。ふちからこちらを見上げるパンダの表情は、なんとも言えず温かい。内側には「ボクもほしいな」「なみなみいれろや」と、茶目っ気ある文字が添えられていて、思わず口元が緩んでしまう。器というより、小さな仲間がそばにいるような気持ちにさせてくれる。  

 

今回さらに「ぱんだhouse」の名前入りでもお願いした。完成まで一年という長い時間は、決して短くはなかったが、その分、受け取る瞬間の喜びも大きい。来年の8月16日、直接工房へ伺って受け取る予定だ。偶然にも、五山送り火の日。火の灯りを背に、新しい器との再会を想うと、もう今から胸が高鳴っている。  

 

この茶器は、自分だけで楽しむものではない。お客様を迎えるときにお茶を差し出す器として使いたい。手渡した瞬間に「かわいい」と笑顔がこぼれる。そんな小さなやり取りが、心をほぐし、人と人をつなげていく。  

 

器は、ただ飲み物を入れるものではなく、時間や思いを重ねていくもの。パンダの茶器は、これから私の日常の中で、静かに、そして温かく寄り添ってくれるに違いない。


2025年08月19日