リノベーションを経て売却成功した実例

──“価値を再構築”して引き合いが倍増したワケ──

中古住宅や築古マンションは、状態によっては売却が難しいケースもあります。 しかし、リノベーションによって大きく価値を高め、理想的な価格で売却に成功した事例は非常に多いのが現実です。 本コラムでは、実際の成功例とともに、 「どんなリノベーションが売却につながるのか」 「費用対効果の良いポイントはどこか」 を徹底的に解説します。

 

■ 成功例①：間取り変更で“住みやすさ”が劇的に改善し即売れ 築30年のマンションでは、昔ながらの細かい仕切りの多い間取りで、内見者からの印象はイマイチでした。 そこで、 壁を取り払って広々LDKを新設 キッチンを対面式に変更 和室を洋室へ変更 といった生活導線を改善するリノベーションを実施。 結果、内見した多くの購入検討者が「同じ築年とは思えない」と評価し、 販売開始からわずか 10日で申込み が入りました。 成功の理由は、単なる表層リフォームではなく、 “暮らしやすさ”をデザインした点にありました。

 

■ 成功例②：設備を総入れ替えして「新築同等」価値を実現 別のケースでは、築25年の戸建に次のリノベーションを実施しました。 水回りをフル交換（キッチン・浴室・洗面・トイレ） 床・壁・天井の全面張り替え サッシの一部断熱仕様に交換 これにより、購入希望者から 「新築は高いけど綺麗に住みたい」 という層の心をつかみ、想定より高く売却に成功。 リノベ費用300万円に対し、売却価格は＋500万円の上昇。 売主はキャッシュフロー的にも大満足の結果となりました。

 

■ 成功例③：古さを活かした“ヴィンテージ風”で高評価 すべてを新しくするのではなく、 あえて古さを活かしたデザインで成功した事例もあります。 築40年のマンションでは、 既存の梁・躯体をあえて見せる 無垢材フローリングを使用 モルタル調の壁でヴィンテージ感を演出 といった“デザイナーズリノベ”を実施したところ、 若い層からの問い合わせが急増。 内見→申込みまで最短3日とスピード成約となりました。 リノベは万能ではありませんが、ターゲットのニーズを掴むと “築古でも個性ある価値”を作り出せます。

 

■ 成功例④：リノベ前後の資料公開で買主の不安を払拭 成功事例に共通するポイントとして、 情報の透明性 が大きく成約率に影響します。 施工前の写真 工事中の進捗写真 使用した資材の情報 工事保証書 施工会社の説明資料 これらをセットで提示したことで、 買主から「安心して購入できる」という声が増え、 結果として価格交渉も最小限に留まりました。

 

■ まとめ：リノベーションは“物件価値の再構築”そのもの リノベーション売却で成功した物件には、共通する要素があります。 ◎ 成功の共通点 見た目よりも“暮らしやすさ”を改善 水回り・動線・断熱など価値が伝わりやすい部分に投資 ターゲット層を明確にする リノベ内容を可視化し、買主の安心感を高める “デザイン性”で他物件との差別化を図ることも有効 リノベーションは費用がかかりますが、 戦略的に行えば “費用以上の価値” を生み、 結果として満足度の高い売却につながります。 ぱんだhouseでは、 築年数・市場動向・収益性を踏まえた“費用対効果の高いリノベ提案”も可能です。 売却前リノベをお考えの方はぜひご相談ください。