☆立地条件が悪くても売れた成功ストーリー

🏠 立地条件が悪くても売れた成功ストーリー

──“弱点を強みに変える”不動産売却術とは** 不動産売却において「立地条件」は、多くの売主が気にする最重要ポイントです。 駅から遠い、日当たりが弱い、旗竿地、接道が狭い、周辺環境がイマイチ… こうしたマイナス要素を抱える物件は、相場よりも売れにくいと考えられがちです。 しかし実際には、工夫次第で“売れにくい不動産”が“引く手あまたの物件”になるケースが存在します。 今回は「立地条件が悪くても売れた成功ストーリー」を、実際の売却プロセスを交えながら、がっつり詳しく解説します。

 

■ ケース紹介:駅徒歩25分 × 旗竿地 × 築35年 → まさかの1カ月で成約! 🔍 売却前の状況 駅徒歩25分の郊外エリア 車は必須、買物施設も近くない 敷地は 旗竿地(幅3mの通路・奥まった土地) 建物は 築35年の木造2階建て(状態は普通) 過去の売主が1年間売りに出したが問い合わせはほとんどゼロ… まさに「立地の悪さ × 物件の古さ」が重なり、売れ残りリスクが高い典型例でした。 しかし、ぱんだhouseでの査定と戦略的な売却活動により、 販売開始から1カ月で希望価格に近い金額で成約! その秘密は「悪条件をどう見せるか」という戦略にありました。

 

■ 戦略①:ターゲットを“徹底的に”絞り込む 立地が弱点なら、万人に売ろうとしてはいけません。 旗竿地のメリット、郊外のメリットを享受できる層を明確化し、ピンポイントで訴求しました。 🎯 想定ターゲット 車移動が前提の共働きファミリー 価格重視で広めの家を探している層 周囲からの視線が気にならない“プライベート空間重視派” 静かな環境を望むシニア夫婦 ターゲットが定まると、広告文や写真の構成まで“買主に刺さる設計”が可能になります。

 

■ 戦略②:旗竿地のデメリットを「魅力」に変換 旗竿地は暗い・狭い・車が停めにくい…とネガティブに語られがちですが、 実は利点も多いことを購入検討者に分かりやすく伝えました。 ✓ メリット化したポイント 道路から奥まっており、プライバシーが確保される 通行人の視線が入らず、静かな住環境 敷地奥は子どもが遊んでも安心 相場より 価格が安い → コスパ重視の層に魅力 広告文も 「旗竿地だからこそ実現する“隠れ家のような住まい”」 というキャッチに変更。 買主の反応は一気に増えました。

 

■ 戦略③:建物の状態を“見える化”した安心感の提供 築35年という古さは、逆に「リフォーム前提」の層にはメリットです。 実施した施策 事前の 簡易インスペクション(建物状況チェック) シロアリ検査 修繕ポイントの一覧化 リフォームの概算費用を提示 (例:外壁塗装は約80万円、キッチン交換50万円など) これにより買主は「どれくらい手を入れれば良いか」が明確になり、購入の安心材料になりました。

 

■ 戦略④:プロカメラマン撮影で魅力を最大化 “古い家×旗竿地”は、写真の撮り方が命。 プロ撮影により、 室内の明るさ 間取りの使いやすさ 旗竿通路の「意外と広い」印象 奥まった立地ならではの静けさ がしっかりと伝わる写真に。 ネット掲載後、問い合わせが急増。

 

■ 結果:販売開始30日 → 3組の内覧 → 1組目が即申込み 最大のポイントは 売れない理由を、 “買う理由”に転換できたこと。 また、ターゲットに刺さる広告と建物の見える化により、 内覧に来た買主の不安がほぼゼロで購入に至ったことも大きな成功要因です。

 

■ 立地が悪くても売れる不動産の“共通ポイント” ターゲットの明確化(誰に売るのか) 弱点をメリットに転換するストーリー設計 建物状態の見える化で不安を消す プロ撮影や丁寧な広告で魅力を最大化 価格設定を市場感に合わせて最適化 これらが揃えば、立地条件の弱い物件でも高確率で売却成功が可能になります。

2025年11月19日