意思能力ってなに?
法律的には、自分の行動がもたらす結果を理解し、それに基づいて判断できる力のこと。 つまり「この契約を結ぶとどうなるか」「この遺言は自分の意思で書いているか」を理解できる能力です。
どういうときに問題になる?
① 遺言の場合 意思能力がなければ、その遺言は無効になることがあります。 例えば、認知症で判断力が不十分なときに作った遺言は、争いになる可能性があります。
② 契約の場合 不動産売買や賃貸契約でも重要です。 「判断力がない人をだまして契約を結ばせた」場合は、契約自体を取り消せることがあります。
判断の基準
医師の診断書や専門家の評価を基に、契約や遺言時点で判断力があったかどうかを確認します。 年齢や病気、精神状態などによって変わるので、ケースごとの判断になります。
ポイントまとめ
意思能力=自分の行動の意味や結果を理解できる力 遺言や契約の有効性に直結する 判断力が疑われる場合は、医師や専門家の評価が重要 つまり、意思能力は 「自分の意思で決めました!」を法律的に証明できる力。 これがないと、遺言や契約が無効になったり、後で争いになったりすることがあります。