移転登記

保存登記とは?

新築の建物など「まだ一度も登記されていない不動産」に、最初の名義をつける登記のこと。 例えば: 新しく家を建てたとき 分譲マンションの新築時 👉 不動産の“戸籍”を初めて作るようなイメージです。

 

移転登記とは?

すでに登記されている不動産の所有者を変更する登記のこと。 主な場面は: 売買(家を買った・売った) 相続(親から子へ) 贈与(夫婦間で不動産を移す) 👉 「持ち主が変わりました」と役所に伝える手続きです。

 

ポイントの違い 保存登記 移転登記 いつ? 新築や未登記のとき 取引や相続など名義が変わるとき 主な対象 新築建物 中古住宅・土地・相続財産 イメージ 初めて戸籍を作る 戸籍の名義変更

 

実務での注意点 保存登記をしないと、移転登記ができない → 新築した家を売る場合、まず保存登記をしてから移転登記をします。 金融機関の住宅ローン利用時は、保存登記と同時に抵当権設定登記をするのが一般的。 相続のときは保存登記は不要で、直接「相続による移転登記」をします。

 

まとめ 保存登記=「まだ登記簿がない不動産に、初めて名義をつける」 移転登記=「すでにある不動産の名義を変更する」 両方とも、不動産の“持ち主を法律的に証明するため”に欠かせない手続き つまり、不動産の登記は 「最初の名前を書くのが保存登記」「名前をバトンタッチするのが移転登記」 というイメージでOKです。

2025年10月31日